センター概要 outline

琉球大学病院全医療者のキャリア形成を支援すること並びに臨床研修・教育における効率的・機動的な運営の実現のため、多面的、総合的な発展に寄与することを目的として、総合臨床研修・教育センターが設置されました。

当センターの主な業務は下記に関することです。

  • 本院の臨床研修と臨床教育などに関連する組織の統括
  • 県内外における臨床研修と臨床教育などに関する情報収集等
  • 本院の臨床研修と臨床教育などの企画立案及び方針案の作成
  • 本院の臨床研修及び臨床教育などの総合窓口との連携
  • 沖縄県及び臨床研修グループとの連携
  • その他研修・教育センター業務
センター長あいさつ greeting
センター長
総合臨床研修・教育センター長鈴木 幹男

 近年、人口の高齢化や価値観の多様化に加え、医療技術の進歩により、診療現場にはより高度で複雑な対応や判断が求められるようになってきました。 こうした変化のなかで、質の高い医療を安定的に提供し続けるためには、医療者が単に医学的知識・技術にとどまらず、医療倫理や医療安全、感染対策、そしてチーム医療の実践など、より広範かつ総合的な能力を身につけることが重要です。

 琉球大学病院では、医療人育成の中核拠点として、2016年に臨床研修センターとキャリア形成支援センターを統合し、「総合臨床研修・教育センター」を設置しました。以来、初期から後期、さらには多職種にわたる教育体制の整備と、その質の向上に継続して取り組んでいます。

 初期研修では、基本的な臨床能力の修得に加え、主体的に学び続ける姿勢や、仲間と協力して困難を乗り越える力の涵養を重視しています。専攻医研修においては、専門的知識と技術の習得はもちろん、地域医療、臨床研究、教育といった幅広い分野で活躍できる医師の育成を目指しています。さらに、看護師特定行為研修や多職種キャリア支援も展開し、チーム医療を支える多様な人材の成長を後押ししています。「病める人の立場に立った、質の高い医療を提供するとともに、地域・社会に貢献する優れた医療人を育成する」という当院の理念のもと、総合臨床研修・教育センターは今後も進化を続けてまいります。

 私たちとともに、学び、成長し、未来の医療を築いていきませんか。熱意ある皆さんと出会えることを、心から楽しみにしています。