センター長あいさつ
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  • 琉球大学病院は「病める人の立場に立った、質の高い医療を提供するとともに、国際性豊かな医療人を育成する」という理念に基づき、沖縄県の地域医療の最後の砦として高度先進医療を実践し(質の高い医療の提供)、医学科・保健学科とともに医師・看護師を育成する(医療人を育成)医育機関であります。平成16年度から開始された医師臨床研修制度とともに琉球大学病院では、RyuMICプログラムによる初期臨床研修をスタートし、多くの初期臨床研修医を育成してまいりました。当院のRyuMICプログラムは、厚生労働省の初期臨床研修制度指針に基づいたプログラムでありながら、この10年の歴史の中で輩出したRyuMICプログラム修了医師からの意見を参考に、さらには時代のトレンドとともにブラッシュアップした独特のプログラムです。

    平成30年度の RyuMICプログラムでは、新たな2つの初期臨床研修プログラムが加わりました。ひとつは、1年目に沖縄赤十字病院で研修し、2年目には琉球大学病院で完結する「沖縄赤十字病院連携プログラム」です。もうひとつは、1年目に中頭病院で研修し、2年目には琉球大学病院で完結する「中頭病院連携プログラム」です。いずれも、1年目に市中病院で Common disease を多数例経験し、2年目からは後期研修を見据え琉球大学病院で研修を行うという、新専門医制度を視野に入れた初期臨床研修プログラムです。従来の多様性をもつプログラムに加え、将来の専門研修を見据えた新たなプログラムを皆さんに提供できるようになります。

    初期臨床研修医の皆さん、医師のキャリア形成において最も大切なこと何でしょうか? それは、目標となる先輩医師に出会うことです。医師という職業は、人間の生命を対象とする独特なものであり、疾病のみならず患者さんの人格、家族、そしてその人生を含めた全人的見地を考慮しなければなりません。そのため、医師は医学的知識・経験はもちろんのこと、医学的技術、人間性、人生観など全ての面において成長が必要となります。実際、これら全ての点で卓越したスーパーマンのような医師は稀有であり、そのような医師と遭遇するのは宝くじに当たるようなものです。しかし、各ポイントで卓越した医師は存在しており、それぞれに卓越した先輩医師に出会いそれを目標とし研修することは可能です。そのためには、多くの指導医に出会えるチャンスを持つことが必要です。

    RyuMICプログラムは、60近い協力病院・協力施設があり、400名以上の指導医と出会えるチャンスがあります。また、初期臨床研修における必修科研修・選択必修科研修・選択科研修も、そのスケジュールのみならずそれぞれの研修を受ける病院の選択の自由度も非常に高くなっています。つまり、目標となる先輩医師に出会える機会が多く、皆さんの医師キャリアを非常に有益スタートできるようになっています。

    現代医療は、多職種により構成されるチームによって行われる医療です。

    しかし、時にはこの巨大なチームの中で、自分の小さな存在を「白衣を着た小さな歯車」と思ってしまうかもしれません。人によっては、それを良しとすることもありますが、このような人は、「現状の不満を誰かが変えてくれることを待つ」という共通の傾向があります。このような、「白衣を着た小さな歯車」にならないために、どうすればいいでしょうか? ひとつは、日頃から自分を変える勇気を持つことです。現状に満足せず、常に自分の問題点を考え、勇気を持ってそれを変える努力をすることです。

    琉球大学病院の優秀な指導医が皆さんの医師キャリア形成をお手伝いさせていただきます。

    皆さんと一緒に研修できることを楽しみにしております。

© Hospital University of the Ryukyus.
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